自由民主党 三重県支部連合会

2024年02月13日

自衛隊 岐阜基地 見学実習

去る2024年2月13日に私たち自民党三重県連学生部は、岐阜県各務原市に位置する
航空自衛隊岐阜基地を訪問させていただきました。


まず初めに、広報の中田さんから資料館にて岐阜基地についての説明がありました。その説明によると、岐阜基地が現在ある場所は元々何もない草原で、周囲から水を引くことができず農地として使うことができなかったので、砲術の演習場として使われたことが岐阜基地の初まりだそうです。

また、資料館内には戦時中の当時の新聞や実際に使用されていた軍服、戦闘機のコックピットやエンジンなど資料として様々なものの実物が展示されており、非常に歴史的価値のある展示内容でした。

説明の中で特に印象に残ったことは、ジブリ映画『風立ちぬ』の舞台が各務原飛行場(現在の岐阜基地)だということです。有名な零戦や飛燕など、数多くの戦闘機が各務原の地で初飛行を行いました。このことから岐阜基地が由緒ある場所であることが伺えます。

説明と資料館見学の次は、現役パイロットの方から解説していただきながら実際の戦闘機(F-4戦闘機とF-15戦闘機)を見学しました。

F-4戦闘機は少し古い戦闘機ということもあり、操縦担当とレーダー担当が分かれているので二人乗りです。パイロットの方曰く、搭乗する二人のチームワークが非常に重要な機体だそうです。また、セーフティ機能も新しい機体より少ないため、ギリギリを攻めた飛行が可能でありパイロットの腕が問われる機体でもあるそうです。

F-15戦闘機は最もポピュラーな機体です。全ての性能がバランスよく高い優等生的な機体で、パイロットからの人気も高いそうです。配備から30年以上経った機体ですが、レーダーや電子機器のアップデートを行うことにより今なお現役です。そして何よりも驚いたことは、見学させていただいた両機とも日本国内における初号機だということです。


最後に、航空自衛官の方々も利用される食堂で昼食を取りました。セルフサービスの食堂で、どこか学食を思わせる雰囲気でした。

山菜そばと焼き魚の定食をいただきましたが、とてもボリュームがあり美味しかったです。ちなみに航空自衛隊ではからあげを「空自空上げ」と銘打って推しており、岐阜基地でもオリジナル空上げを食べることができるそうです。機会があればぜひ食べてみたいですね。昼食の後、売店でお土産を購入して基地見学は終了しました。


基地見学を通して、非常に有意義な経験をすることができました。日本の空を守る航空自衛隊の今昔について、実際の設備を見て、自衛官の方々から直接お話を伺うことで実情を知れました。

今回の経験を持ち帰り、これからどうすれば我が国は良くなるのかについてさらに考えを深め、普段の学生部活動にも活かしていきたい所存です。