自由民主党 三重県支部連合会

2024年07月15日

学生部 伊賀忍者研修

令和6年7月14-15日 三重県連学生部では恒例の伊賀忍者研修を行いました。

1日目最初のイベントは伊賀伝統伝承館での組紐体験でした。

組紐とは、特殊な染料で染められた絹糸と金糸を交互により合わせるようにして1本の紐にするものです。

私たちがした組紐体験では異なる色の絹糸2本と金糸2本で組紐を作り、それをブレスレットかキーホルダーにしました。絹糸の色も様々な組み合わせが用意されており、各々好きな色を選んで体験に臨みました。

感想としては、昨年の伊賀研修でも体験したため素早く丁寧に行うことができました。また、店員さんや組紐体験の講師の方がとても丁寧に対応してくださり、雰囲気も良かったためまた来たいと思える体験でした。伝統的工芸品である組紐の作り方や歴史を知ることができ、実際に手に取ることもできるので県外の方だけではなく、三重県在住の方にもお勧めしたいです。

お昼ご飯は伊勢之屋さんで伊賀牛まぶし重を頂きました。普段の学生生活では絶対に行けないような非常に厳かな雰囲気の店内で、自ずと静かになってしまいましたが思わず声が出てしまうくらい料理が美味しかったです。絶妙な塩梅の味付けで肉のうまみや脂の甘味が存分に引き出されていました。

そして、昼食を済ませた後は伊勢神宮の外宮へ向かい、正宮の豊受大神宮と多賀宮、土宮、風宮を参拝しました。次に内宮へ向かい正宮の皇大神宮と荒祭宮を参拝しました。参拝した社のそのどれもがとても荘厳で、特に正宮はその大きさに驚かされました。

3連休だったこともあり参拝客は多かったのですが、海外から来たと思しき方が予想以上に多く、神宮が世界的に注目されていることを改めて肌で感じました。

参拝後おかげ横丁を2時間ほど散策しました。夏のおかげ横丁といえば、やはり赤福氷が有名です。私も初めて食べましたが一見するとただの抹茶かき氷で、食べ進めるとかき氷の中にあんこが入っていました。さらに食べ進めるとお餅も中に3個隠されていて、食べ進めるごとに変化を楽しめました。

宿泊先のコテージに着いてからは夜ご飯にBBQを行いました。BBQに舌鼓を打ちつつ、学生の一大トピックである恋愛話から自民党学生部ならではの社会情勢についての意見交換など、深夜に渡るまで種々様々な話に花を咲かせました。

 

2日目はまず伊賀上野城へ向かい、日本でも有数の高さを誇る石垣から景色を一望しました。ビル10階分はあろうかという高さの石垣を昔の人々が建てたというのは、やはり驚異的です。

石垣を後にした我々が次に向かったのが伊賀流忍者博物館です。

ここではからくり忍者屋敷と忍者資料館、忍術実演ショーを楽しみました。からくり忍者屋敷は、外見は普通の家ですが内部には多様な仕掛けからくりが備えられており、言われなければ気づけないような仕掛けがたくさんありました。

忍者資料館には当時の伊賀忍者の生活様式や忍者としての心得、当時用いられていた道具など、様々な資料が展示されており忍者が実際にどのような生活を送っていたかがうかがえます。

この2カ所を見学した後に、伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」による忍術実演ショーを観させていただきました。本物の武器を使ってショーが行われるので独特の緊張感がありましたが、まるで容易いことのように披露されていて熟練具合が感じられました。私たちがショーを観た日はこれまで観てきたときに比べて観客が非常に多く、特に海外からのお客さんが多い印象でした。実際にショーの中でも英語や中国語による説明もあり、さらに驚くべきことに我々が観た演目はアメリカでも披露することが予定されているそうです。

阿修羅の活躍がワールドワイドなものになっていっているのがひしひしと伝わってきました。そしてショーの後は毎回恒例の手裏剣打ち体験もしました。昨年よりも上手くはなりましたが、もう少し鍛錬が必要なので来年もぜひしたいです。

続いては、赤目四十八滝で忍者修行体験を行いました。

こちらも昨年に引き続いての体験なので気合十分で挑み、昨年も体験した部員は全体的に昨年よりも上手くできていました。

中でも、壁越えという木の板でできた3段階の高さの壁を登って越える修行と、綱渡りという綱に体を乗せて綱をたぐるように進んでいく修行はかなり上手くできた自負しています。

ただし、最後の関門であるみずぐも修行(川面に浮かんでいる2つの木の板に両足をそれぞれ乗せて川をわたる修行)は昨年同様に全員落水という結果だったので来年また挑戦したいです。こうして2日間の行程を終了した我々は津に戻り解散しました。

 

三重県連の学生部員は2回目あるいは3回目の参加でしたが、昨年に引き続き福島県連学生部からも参加していただき(2名が昨年に続き2回目、1名が初参加)、さらには山形県連学生部からも初めて参加していただきました。

学生部同士、地理的に離れているところでも関係を築き、横のつながりを広げていくことは重要だと考えているので、こうして遠方から、しかも再び参加していただくということは私たち三重県連学生部としてとても光栄なことです。他の都道府県学生部との交流の場になりつつある三重県連学生部のイベントをこれからも実行していき、この文化を継承していきたい所存です。

最後にはなりますが、参加していただいた福島県連と山形県連の学生部の皆さん、そして様々なお力添えをしていただいた三重県連青年局の皆様、訪問先で対応していただいた皆様、その他お世話になった皆様に感謝申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。