令和6年2月26日
場所は三重県伊勢市。学生部は神宮正式参拝を行いました。
天気は雲がほとんどない快晴で、程よい風が吹き絶好の参拝日和でした。
神宮正式参拝とは別名御垣内参拝といい、御正宮の垣根の中の聖域に入り参拝をする通常よりも格式の高いものです。
正装でなければいけないため、全員スーツに着替え、ネクタイの色も白で参拝を行いました。
伊勢神宮には内宮と外宮、その他別宮がいくつもありますが、今回は外宮と内宮の2宮を参拝します。内宮には言わずと知れた天照大御神が祀られており、私たちの日本人の総氏神です。
また、外宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。天照大御神のお食事を司る神であり、衣食住と産業の守り神とされています。
力強く佇む木々の間を通って奥に進み、手続きを済ませていざ参拝へ。私は神宮の正式参拝は2回目ですが、垣根の中に入ると外の世界とは大きく雰囲気が変わり緊張してしまいます。全員で中重鳥居の前に並び、日々の暮らしの感謝を申し上げてきました。
その後は、付近にある朝熊山の展望台に行きました。555mもある朝熊山は伊勢市内を一望できるほか、知多半島の方まで見ることができました。さらになんと雲がほとんどなかったおかげか、富士山ですら少し見ることができました。ですが2月のこの時期に吹く風は強烈で、ブリザードのように冷たい上に風圧で大の大人が3人仲良く吹っ飛ばされそうになりました。
今回は本当に清々しい晴天の中、正式参拝を行うことができました。この参拝に春から上京をして新しい生活を始める私と3月からドイツへ留学に行く部員が参加できたことは何か大きな意義があったように感じます。参拝を通して改めて私たちを見守ってくれている存在に感謝の気持ちを伝えることで、これからも日々の生活の重みを噛み締めながら力強く生きていきたいと思える、そんな一日でした。
最後にはなりますが、この場を設けてくださった顧問の赤坂さん、ありがとうございます。