自由民主党 三重県支部連合会

2023年07月27日

北海道 有志研修会

 

令和5年7月19〜21日

自民党青年局有志研修会が行われました。本年は北海道を研修地とし、北海道・北方領土問題の解決を主題として視察を行いました。

 

1日目は地元の農家の視察ということで、中標津ファームサービスとファームノート牧場・希望農場を訪問しました。


中標津の空港に着いた瞬間から牧場の独特の匂いを感じ、国土が狭いと言われている日本とは思えないほど広大な農地が広がっているのがとても印象的でした。


ファームノート牧場では牛にセンサーデバイスを装着し、クラウドで管理することで体調や活動の様子を24時間管理したり、搾乳を自動で行う機械など最先端の農業を見せていただきました。

さらに糞尿を液体と固体に分離させることでメタンなど温室効果ガスの発生を抑えるなど、環境にも配慮した取組みを行っているということを伺い、現在の産業形態を維持しつつ、持続可能な社会へと繋げていこうとする考え方に感動しました。

夜には懇親会が行われ、国会議員提供のプレゼント抽選会などで大いに盛り上がりました。

 

 

 

2日目は納沙布岬・北方館の視察を行ったあと、北方四島交流センターにて元島民語り部の講話と北方領土根室研究会による高校生の活動報告を聞きました。


北方館では双眼鏡が置いてあり、そこを除くと島の様子がはっきりと見え、北海道本土との近さに大変驚きました。また、北方四島全てを合わせると千葉県とほぼ同じ面積になるということを知り、改めて返還されることの重要性を実感しました。

また、地元の方々の話を聞いて感じたこととして、やはり本州に住む私たちと比べて返還の意思がとても強いということでした。

元島民の方だけでなく私よりも若い高校生の子たちでさえ、身近な土地が不当に占拠されていることに悲しさを感じており、このような思いを後の世代に引き継がないよう一刻も早い四島返還が必要だと感じました。

夜にはナイトエコノミー振興ということで地元の飲食店でとても美味しい海鮮料理をいただきながら、青年局の先生方とのお話を楽しみました。

3日目は羅臼町にてフェリーに乗り、洋上視察を行いました。天候はあまり良くはなかったものの、イルカなどを見ることができ大変有意義な時間でした。

この研修を通して、普通の旅行ではなかなか見ることのできない北海道の一面を見ることができ、また教科書でしか知らない北方領土問題の複雑さや返還の重要さを深く知る機会が得られました。

最後にはなりますが、この研修に向けてご尽力してくださった方々、また学生1人だけという心細い中、4日間一緒に行動してくださった顧問と三重県連青年局常任幹事のお二方、全国の青年局の皆様、本当にありがとうございました。