自由民主党 三重県支部連合会

2023年02月04日

三重県連学生部 浜岡原発視察

令和5年2月4日 三重県連学生部は静岡県連学生部・愛知県連学生部と共に、静岡県御前崎市にある中部電力・浜岡原発に視察に伺いました。

はじめに

静岡県連学生部主催で、浜岡原発の視察に行ってきました。

参加したのは、静岡県連、愛知県連、三重県連それぞれの学生部です。東海ブロックの三県の親睦を深める良い機会となりました。

浜岡原発について

浜岡原発は、静岡県西部に位置する御前崎市にある原発です。一号機、二号機は運転終了しており、現在廃炉作業が進められています。残りの三号機、四号機、五号機についても、福島第一原発事故以降、政府の要請で運転を停止しています。つまり、浜岡原発で現在稼働している炉は0ということになります。

視察

我々一行は、まず原子力館にある会議室へと案内されました。そこで、浜岡原発の沿革や、現在の状況、事故への対策などについて説明がされました。

そこで、私が最も驚いたのは、事故への対策の部分についてです。

浜岡原発では、福島第一原発事故を受けて対策が大幅に強化されているそうです。

具体的には、陸地への津波の侵入を防ぐため、海岸線沿いに防護壁の設置をしていること。

津波が防護壁を越え、陸地が浸水しても、施設内に水が入ってこない強固な扉にすること。

電源供給網を複数設置し、一方が遮断されてももう一方から供給される仕組みにすること。

仮に施設内に水が入ってきたとして、発電所内の発電機が使えなくなったとしても、施設内の高台の専用発電所から電源を供給すること。最後に、何らかの原因により全電源が喪失し、燃料が溶け出したとしても、フィルターを介して熱気を外に逃がすことで重大事故の発生を防ぐこと。幾重にも対策を巡らせて、「何らかの原因により全電源が喪失する」という想定外の最悪の事態をも想定した対策が施されている点に、非常に好感を持ちました。

(※ネットより引用)

 

 

続いて案内されたのは、館内模型エリア。発電の仕組みや、防護壁の作りについて学びました。視覚的にわかりやすく表現する工夫が随所に見られました。

ここからは、バスに乗り込み原発施設内部を周遊します。施設内部は一切写真を撮ることができませんでした。バスを降り、実際に防護壁を触らせてもらったり、司令室の中に入らせてもらったりもしました。ここで気づいたのは、どの施設も新しいということです。司令室に関しては、建物ごと新設されたそうです。これは、福島第一原発事故以降基準が厳しくなったことによるものだそうです。ここまで事故対策に尽力しているのに、一基も稼働していないというのは、少しもったいない気もしました。

 

ただ、案内に関して一点気になったことがあるとすれば、原子ゴミに関する説明がほぼなかったことです。最終処理場をどこにするのか。数万年の間、誰がどのように保管するのか。これらは、原発稼働を再開する上で重要になってくる論点です。そのため、ほとんど語られないというのは問題があるように感じました。

懇親会

懇親会は掛川市内で行いました。

一次会、二次会、三次会と続き、学生らしく大いに盛り上がり、時には真剣に語り合いました。東海ブロックは結束も固く、今後とも県をまたいだイベントを増やしていこうと話し合いました。静岡県学生部はキャラが濃く、我々三重県連学生部員は「さすが静岡だなぁ」と話していました。

さわやか

静岡といえば、もう一つ外せないものがあります。それは、さわやかです。静岡県の経済を応援しよう!というわけで、ハンバーグをみんなでたべました。開店前に着いたこともあり、一時間程度で食べることができました。

味についてですが、大変満足です。これは、私の知っているハンバーグではありませんでした。ステーキを細切れにして焼いたような歯ごたえ、肉汁が最高で、唯一無二でした。それでいて、値段は千円程度で、大変リーズナブルです。また個人的に行きたいです。

 

 

ありがとう静岡

グッバイ静岡

また会おう静岡

by学生部 八木丸