5月14日土曜日、第5回政治大学院が開催されました。
講師に来てくださったのは、衆議院議員で、現在中央政治大学院の副学園長を務めていらっしゃいます、尾身朝子さんでした。先端技術やイノベーションについて、そして女性の活躍についてのご講演を、私たち学生部も聞かせていただきました。
現在の日本の技術力について、様々なデータから日本の現状を教えてくださいました。
現在大学生である自分が小学生のころは、社会の授業の中で日本の技術力の高さについて教わった記憶がありました。しかし、技術革新のための国のお金の使い方など、「世界と比較した時の今の日本」が、自分の知っている、イメージしていたものと乖離している部分が多くあり、非常に新鮮でした。
先端技術についてのお話の中で非常に印象的だったのは、大学の留学についてのお話です。研究機関として、技術革新を起こす場としての大学の役割をもっと強く働かせるためにも、積極的に留学に行ける、行かせられる仕組みを作らなければならないというお話をされていました。
大学入学以来ずっとコロナと共に過ごしてきた自分の中に、大学在籍中の留学というものが、現在理系の大学生をしている自分の中の選択肢にない現状があったため、留学の必要性や、それを政策として促進させるメリットのお話の中で自分にも深く刺さるものがありました。
今回の内容の中に、大学生や女性といったワードが多かったということもあり、今回は質疑応答の際、学生部としても質問をさせていただきました。
女性の活躍について、女性の活躍と出生率の増加は同時に行えないのではないか、女性だからという特別視によって能力関係なく立場を与えられてしまうというケースがあるのではないかという質問に対して、
尾身議員からは、「育休などの仕組みを含め、女性が活躍しながら子育てできる環境の外堀は政治で改善することができるし埋まってきている。また、女性目線の意見を通していける数に持っていくめでは、たとえ特別視があったとしても仕方がない。最初はそれを受け入れて働き、成果によって跳ね返していく人が必要」というお答えをいただきました。
政治という、特に女性の活躍がだまだ足りてない世界において、自分が真っ先に活躍していくんだという尾身議員の姿勢は、まさに自民党が掲げる「女性活躍の推進」その先駆けとしての姿勢そのものであると感じました。
この度は貴重なご講演をしていただき、誠にありがとうございました。