先日，経済学者で数量政策学者，嘉悦大学教授の高橋洋一先生をお迎えし，政治大学院が開催されました．
私たち学生部も参加させていただき，非常に多くのことを勉強させていただきました．
お話は，コロナ禍の今後についてから始まり，世間を騒がせた『さざ波』発言の真意や，この騒動の裏側に隠された政治家の思惑，その他にも，発言が二転三転する岸田政権の裏事情などなど，盛りだくさんの講演となりました．

私が最も印象に残っているのは，日本の借金事情の真実と，岸田政権の政策のズレについてです．借金が膨らみ続け，このままでは破綻すると言われている日本ですが，それは借金だけを見れば，の話であり，実際は借金と財産のバランスが取れていて，日本破綻の可能性は１％にも満たないということ．そして，コロナ対策そっちのけで，財政の成長を掲げ，増税を画策している岸田政権の動き．今まで「仕方ない」と済ませていた事柄に対し，「おかしいのではないか」と疑問を感じ，考えさせられるお話でした．

高橋先生の，官僚時代や元内閣官房参与としてのご経験を生かした，ぶっちゃけ話は，とても痛快で，世間や政治の裏側を垣間見たような，そんな気持ちになりました．

また，学生部からもいくつか質問をさせていただいた際，学生の「ちょっとズルい」と思わ
せるような質問に対しても，茶目っ気たっぷりに回答してくださったことは，私たちにとって忘れ難い思い出です．

普段は全く講演をされない高橋先生が，今回，この三重県連の政治大学院の講師を引き受けてくださったこと，本当に又とない貴重な機会であったと実感しております．

この度は，とても有意義な時間を，本当にありがとうございました．
学生部一同，高橋先生のますますのご活躍をお祈りいたしております