先日,
講師に石平先生をお迎えし,
三重政治大学院が開催されました.
講義の内容は,
「新しい冷戦の展開と日本のチャンスと危機」についてです.
現在,中国に対して世界各国が団結し,安全保障と人権問題の2つを基盤とした,冷戦体制
が出来上がろうとしています.では,なぜ,このような冷戦構造が出来上がるに至ったのか,
中国はこの状況に対してどのような対応しているのか,また,中国国民の反応はどのような
ものなのか,などなど聞きたくても聞けないような様々なお話を,真剣に,そして面白おか
しくお話してくださいました.
その中でも強く印象に残っているのが,この冷戦構造における日本の役割についてです.も
し,台湾有事が発生したならば,日米同盟に則って,日本は軍隊を持ち戦わなければなりま
せん.そのとき,本当に日本はその覚悟ができるのか.そしてこの冷戦構造において重要な
立ち位置にいる日本が,どれほどその期待に応えることができるのか.近い未来起こるかも
しれない台湾有事が,かなり現実味を持って迫ってきたように感じました.そして,日本人
として,自分はどうするべきなのか,グッと重みをもって考えさせられました.
今回の講義は,石平先生のおおらかなお人柄に魅せられたことはもちろん,政治に疎く,こ
のような情勢を理解できていなかった私たち学生にとっても分かりやすい,とても充実し
た時間となりました.
また,三重に足を運んでくださると,
大変うれしく思います.
最後になりましたが,
石平先生のますますのご活躍を,